CHIAKI MAKI & ganga maki

北インド・ヒマラヤの麓にて
染織とともに生きる真木千秋による
テキスタイルアートを
日本初お披露目
4/2—12 ヒルサイドフォーラム
(東京・代官山)にて

真木テキスタイルスタジオ(1990年設立、本社:東京都あきる野市)を主宰する真木千秋は、約30年前から染織の源流を辿る思いで日本、沖縄、インドを拠点に手仕事を展開。
大地に根ざした素材の力に魅了され、糸や染料となる植物を育てたいという思いが募り、2012年にヒマラヤの麓に工房「ganga maki(ガンガ・マキ)」を構えます。

 

2026年4月2日(木)から12日(日)に開催する「Voice of Nature」展では、そうした自然の力を宿した約40点の作品を日本で初お披露目。
独創的なテキスタイルアートの世界が、代官山ヒルサイドテラス・ヒルサイドフォーラムにて幕を開けます。

 
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「藍島」(芭蕉、手挽き絹/藍)

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上:「Himalayan cloud」(ヒマラヤ手紡ぎウール/生成り)
下:「80 cocoons」(手引き絹、野蚕タッサーシルク/茜、蘇芳) 

自然の指先にゆだね、
「風景」となるテキスタイルアート

織物は暮らしの中で使われるものがいちばん愛おしい ─ その想いを胸に、真木千秋は長年、用途のある織物を手掛けてきました。
しかし、ヒマラヤの麓で植物を育て、収穫し、素材から作る暮らしを重ねるうちに、テキスタイルの世界がさらに大きく広がりはじめました。
人が意図して「作る」というより、素材が自分の行き先を決める。自然の営みと、手の仕事が重なったときに、既存の織物の範疇を超え、いつの間にか形になっているものがある ─ 真木千秋はそんな感覚を大切にしています。
インドの職人たちとともに生み出されたこうした作品を、2024年12月にスタジオムンバイでアート展として発表し、2025年1月にはデリーのArt Motifでもエキシビジョンを開催。

 

そして、このたび「Voice of Nature」展に臨みます。
「今回の展示では、作り手として日々をおくる中での“気づき”が創造の種となりました。
植物が育ち、その命から素材が生まれ、織物や繊維の造形へと姿を変えていくまでの流れを、ひとつの“風景”として感じていただけたらと思います。
用途を想像していただいても、ただ眺めていただくのも自由 ─ それぞれの方の心の距離感で向き合っていただけたら何よりの喜びです」(真木)。
真木の五感に届いた40点の“自然の声”を、是非ご覧ください。

 
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素材と手技から
現代的なテキスタイルアートを生む
「ganga maki」

北インドのヒマラヤ山麓に2017年完成した新工房「ganga maki」。
3000坪の敷地や周囲に広がる農地では、芭蕉や苧麻など繊維植物、インド藍やインド夜香木、ザクロ、メヘンディ(ヘナ)といった染色植物を自家栽培しています。
工房の内部では、“ずり出し”と呼ばれる手法により、生糸が手挽きされ、藍甕(あいがめ)の中では藍がふつふつと発酵。
さまざまな家蚕や野蚕の繭、遊牧民の村で手刈りされたウールなど、天然繊維から糸を紡ぎ、染め、織る ─ ここ「ganga maki」では、そうした光景が日常的に広がります。
圧倒的な自然とあくなき手仕事の、そこにある「美しい」と感じる瞬間の連なりから、テキスタイルアートが生まれます。

 

建築空間を設計したのは、インドの建築家ビジョイ・ジェイン主宰の「スタジオ・ムンバイ」。
この土地を訪れた建築家ビジョイ・ジェインは、周囲の景観や大地の起伏を観察し、建物の中心に月を映し出す池を作ることを決め、その周りに木陰をつくる樹々を2年がかりで植えたといいます。
現代の時間の流れと反比例しながらも、伝統的素材と手法を現代に生かすという建築の在り方は、真木千秋のものづくりと通ずるところがあります。

instagram:ganga maki

*工房での制作風景の様子はこちらからご覧いただけます。
「藍の海、藍の星 〜gangamaki textile studio〜」
Gunpou(hemp×basho)〜交布(麻×芭蕉)〜
Filmed by Takeshi Ijima

 
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真木千秋|Chiaki Maki

1960年生まれ。武蔵野美術短期大学、アメリカロードアイランド造形大学で学んだのち、1983年より世界各国で染織に触れ、1985年からはニューヨークでテキスタイルデザインを手がけ、1990年に真木テキスタイルスタジオを立ち上げる。
2009年からは拠点をインドに移し、2012年からビジョイ・ジェイン主宰「スタジオ・ムンバイ」の設計による新工房建設プロジェクトを始動、2017年ganga maki工房が完成。
現在はヒマラヤの麓の工房で半農半工を目指す人々とともに植物染料や繊維等の有用植物を育て、糸づくり、染め、織りまでを自然と向き合いながら制作しています。

instagram:Voice of Nature|instagram:Chiaki Maki

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Special Talk Event

その1 「自然の声を聴く」
2026年4月4日(土) 14:00—15:00

真木千秋と石垣昭子、中村好文による鼎談。
今回のアート展に縁の深い染織家と建築家のお二人を迎え、真木千秋と3者それぞれの視点が交差する縦横無尽なトークセッションを繰り広げます。

定員60名
申込はこちらから。*定員になり次第締切

石垣昭子|Akiko Ishigaki

真木千秋が師と仰ぐ染織作家。沖縄・西表島の紅露(くうる)工房主宰。
服飾デザイナー真砂三千代、真木千秋とともに真南風プロジェクトを展開。

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中村好文|Yoshihumi Nakamura

建築家。住宅を中心に、家具・インテリアから教育、執筆まで幅広く活躍。
真木千秋との長年の交流の中で、本展では会場構成・展示デザインを手がける。

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その2 「トークセッション」
2026年4月7日(火) 18:00—19:00

真木千秋とビジョイ・ジェインによる対談。

定員60名
申込方法や詳細が決まりましたらホームページやインスタグラムで告知致します。

ビジョイ・ジェイン| Bijoy Jain

建築家。ganga makiの建築空間を設計した「スタジオ・ムンバイ」主宰。

企画展詳細

企画展名:CHIAKI MAKI & ganga maki|Voice of Nature
主催:真木テキスタイルスタジオ
協力:一般社団法人オンザヒル
展示会期:2026年4月2日(木)— 4月12日(日)
展示時間:11:00—19:00(最終日4月12日のみ11:00—17:00)
展示会場:ヒルサイドフォーラム(代官山)
150-0033 東京都渋谷区猿楽町18-8 1階
入場料:一般800円(学生500円)

 

Special thanks
会場構成・デザイン:中村好文(建築家)
写真:井島健至

 

問い合わせ
真木テキスタイルスタジオ
大村、酒井: ito@itoito.jp 042-595-1534