信州上田「月のテーブル」案内

所在地:長野県上田市仁古田
電話番号:0268-31-2134
2009年11 月18日(水)〜11月29日(日) Maki Textile 展
11月18日(水)13:00〜田中ぱるばによるトーク「タッサーシルクの故郷を訪ねる」
open:水 ― 土 10:00-18:00
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 なぜこの店を特別扱いでご紹介するのかというと、私ぱるばの実家だからである。
 場所は信州上田。長野新幹線の上田駅からバスで20分ほどの国道143号ぞいにある。
 やっているのは、私の妹である田中惠子。かつては五日市の真木テキスタイルで番頭役を務めていた。

 田舎の百姓家である。祖父の田中信義が一徹に守り続けてきたこともあって、古いものがいろいろ残っている。
 かつて造り酒屋もやっていた関係上、かなり立派な門構えがあって、戦前には日活映画『爆音』や『思い出の記』でロケに使われたこともある。(左上写真は店の外観)

 17坪ほどの店なんだけど、驚くなかれ、これがかつては、蚕室と山羊小屋だったのだ。
 建てられたのは百年ほど前のこと。蚕室は35年前まで、山羊小屋は30年前まで使われていた。(右側写真・左手前が喫茶室スペース、右奥がカウンタースペース。座っているのは真木千秋、カウンター内が田中惠子)

 ところでこの「月のテーブル」(略して月卓)は、「カフェ&ギャラリー」と銘打っている。つまりただの喫茶店ではなく、ギャラリーとしての情報発信の役割も担おうとしている。

 建物ばかりではなく、家具什器も古いものをいろいろ使っている。頑固者・田中信義のおかげで、蔵にはゴッタク(がらくた)類がたくさん残っている。その中には昔の養蚕用具とか製糸器具とかがあるのだが、そうしたものが布の展示などに有効利用されている。
 また机とか椅子とか、なんか見覚えあるな〜と思われるものが、楽しげに第二の人生を送っていたりする。(左写真・手前に第二の人生を送る丸テーブルと椅子。椅子張り地はすべて当スタジオのもの) 

 さて、田中惠子のプロジェクトはこれにとどまらない。
 父親の一夫を巻き込んで、今度は蔵をギャラリーにしようというのだ。
 ここには大正期に造られた土蔵がある。その一部を改造し、ギャラリーにしようという。
 その名前はもう決まっている。いわく「スペースさ蔵」(さくら)。一時惠子は「佐倉惠子」と称していたので、それをもじったというわけ。

 二階建てなのだが、その二階部分の床を外し、ワンフロアにするそうだ。
 その作業を、今、父親の一夫がやっている。(写真左)
 

 
二台のチェロによるコンサート・2004/10/31

 群馬交響楽団のチェロ奏者二人によるコンサート。
 実はギャラリー主の田中惠子が現在、チェロの稽古に励んでいる。
 その先生が群響の主席チェロ奏者、レオニード・グルチン氏だ(写真左側)。
 その縁でこのたび、同僚のファニー・プザルグさんを伴ってのデュオコンサートとなった。
 グルチン氏はロシア人、ファニーさんはフランス人。二人とも日本語が堪能だ。

 かつて蚕室だったギャラリーに響き渡る豊潤なチェロの音色。
 小さなスペースなので、臨場感も抜群である。
 演目もパガニーニ、オッフェンバックからフラメンコまでバラエティーに富む。
 親しみやすい二人の個性もあいまって、お客さんも満足の様子であった。
 「先生ってホントに上手!」とやや当たり前の感想は、主催者の田中惠子。
 「お客さんが本当に熱心に聴いてくれた」と奏者も喜んでいた。
 グルチン氏の奥さんはピアノの名手だというから、今度はそのコンビで聴いてみたいものだ。

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